昭和４９年４月に開園し、半世紀になる５０年を数えました。これまでお世話になった教職員の皆さま、保護者の皆さま、寿会を始めとするご近隣の皆さま、そして何よりも卒園・在園児の皆さまに心から感謝いたします。

５０年の間には国として乳幼児期に育って欲しい姿が大きく変わってきました。日本ならではの七夕や餅つきなどの伝統行事は残しながら、今の子どもたちには何が必要かを現職の教職員・保護者の皆さまと話し合いを重ねて進んでいきたいと考えています。

園舎は令和元年に建て替えを行い、新しくなった一方、卒園児からは「僕の幼稚園壊したんだね…」と言われることもありました。申し訳ないと思うと同時に、”それだけ幼児期の思い出を大切にしてくれている”ことに嬉しさも感じる出来事でした。

子育てのベースは家庭であると思いますが、幼稚園に来ている時間「心身ともに健康な乳幼児であってほしい」という園の想いを実現するため、自己肯定感をしっかりと育み、集団生活を学んでいってほしいと思います。

「幼稚園は楽しいところ！」その楽しさの中に、友だち関係を築くための課題ややりたいことを自己実現するために我慢しなければいけないこと、これらをクリアした先に、友だちや先生とより仲が深まり、楽しさも倍増する。そんな環境を整えていくことが私たちの役割だと感じています。

人が生きていくには課題が必ず付いて回りますが、仲間や先生と乗り越えていけば、希望に満ちているんだ！と、思ってもらえる幼稚園を目指します！